【中級者向け】登山に少し慣れてきた方におすすめの山、丹沢山系・塔ノ岳【登山】

登山・アウトドア

塔ノ岳の基本情報

  • 塔ノ岳(とうのだけ)標高1,491m

神奈川に主脈を置く丹沢山系の一部です。丹沢山地の最高峰は蛭ヶ岳(標高1,673m)です。

山頂からは、天気が良ければ富士山がきれいに見えます。

登山ルート

今回は、塔ノ岳へ向かう主な3ルートを紹介します。

それぞれのコースタイムは、秦野市観光協会のホームページの下記のページが見やすくて参考になりますので、併せてご確認ください。

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①大倉登山口⇒鍋割山⇒塔ノ岳山頂(初心者向け)

景色も良く、鍋割山という山も踏破することが可能なので、余裕があればこのコースがおすすめです。鍋割山は鍋焼きうどんが名物です。瀬戸物の土鍋で作られた本格的な鍋焼きうどんです。山頂はペットボトルの値段などが通常の2~3倍する中、1,200円と、ちょっとした観光地の飲食店ぐらいの値段だったのですが、2019年5月より1,500円に値上がりしてしまったそうです。正午ぐらいには売り切れてしまうみたいなので、食べれるなら一回は食べておきたいですね。

②大倉登山口⇒大倉尾根⇒塔ノ岳山頂(初心者向け)

おそらく最短で登れる一番楽なルートです。このルートの登山者が一番多いそうです。この大倉尾根は「バカ尾根」という別名があります。バカ尾根の名前の由来は、僕はずっと「面白味の無い単調な道が続く」ためだと思っていました。その割には、登ってて普通に楽しいし、そんな「バカ」なんて言うほどか?と思っていました。この記事を書くに辺り、改めて調べたところ、Wikipediaの「大倉尾根」のページに下記の記載がありました。

全長約7km、標高差約1200mで、低山とはいえ馬鹿には出来ないかなりきつい長い登りが続くことから「バカ尾根」という別称もある。

Wikipediaより

となっていました。おそらく、大倉尾根の別名を指す「バカ尾根」と、大倉尾根と関係の無い一般的な登山用語で「バカ尾根」という言葉があるのかもしれませんね。

③ヤビツ峠⇒塔ノ岳山頂(中級者向け)

アップダウンが激しく、登りルートなのに結構急な下りがあったり、一か所だけですが本格的な鎖場があったりと、一番体力が必要なコースとなっています、その分、「登山をしている」感が味わえるので、体力に自信のある方は挑戦してみるといいかもしれません。

鎖場は、結構な高低差を降りることになるので、高所恐怖症の人には少しキツいのではないかとい感じがします。また、最低限軍手はあった方がよいです。

各登山口までのアクセス

登る山を選ぶ上で、結構大事になってくるのが、登山口までのアクセスだと思います。

大倉登山口

①②の大倉登山口は、かなりアクセスが良く、小田急線渋沢駅から大倉登山口のあるバス停まで、20分ほどで到着します。また、帰りのバスも、本数も多く、20時台ぐらいまであるため、登山口のバスとしてはかなりよいです。

また、大倉登山口は、近くに24時間1,000円の駐車場もあり、複数人であればマイカーで行くのもおすすめです。どの登山道になっても、基本的には下りは大倉登山口がゴールになると思いますので、大倉登山口から登ったとしても、登りと下りで違うコースを楽しむこともできます。

ヤビツ峠

対して、ヤビツ峠へのアクセスは少し辛くなります。JR秦野駅から、バスで45分ほどかかります。また、途中は山道となります。ヤビツ峠にも駐車場はありますが、車で山道を走ることと、ヤビツ峠からピストンになることを考えるとあまりお勧めしません。

僕は、ヤビツ峠から登って、登りの途中の休憩所に帽子を忘れたことに気づき、塔ノ岳登頂後に同じコースを下ったことがあります。これが結構キツく、下りなのに急な登りが出てくるし、このコースを下っている人は皆無だしで散々でした。さらに、最悪だったのは、ヤビツ峠から出ている最終バスが、16時半ぐらいで最後になってしまうことでした。元々このコースを下ることは考えていなかったので、バスの時間も調べていなかったのが悪いのですが、まさかそんな早く最終になってしまうとは思っていませんでした。惜しくも、10分ほど遅れてヤビツ峠に着いてしまい、最終のバスに乗り遅れ、泣く泣く徒歩で山道を下ったことがあります。時間は覚えていませんが、2時間ぐらいかけて下り、最初に見つけたバス停でバスに乗りました。

上のヤビツ峠から出発して赤い地点まで行けば、22時ぐらいまで走るバスに乗れます。もちろん歩くことにならないようにしっかりと計画を立てることが大事ですが・・・。

下りで選びがちな注意コース

鍋割山方面

塔ノ岳山頂から鍋割山へ向かう途中に分岐するルートです。塔ノ岳を登頂し、ついでに下りで鍋割山も踏破しようとして、途中で諦めた時に踏み入れやすいルートです。

人があまり通らないせいか、道は比較的狭く、草木が生い茂っています。また、単調なつづら折りの道が続き、歩いた距離の割には標高があまり下がらずに、なかなか下れない印象があります。

また、そのためか、コース入り口には「熊が出やすい道のため注意」みたいな看板が出ています。

ヤビツ峠方面

ヤビツ峠方面に下り、途中で右に分岐するルートです。

こちらのコースは戸沢山荘までのルートは普通です。戸沢山荘まで行くと、見通しの良い石の川原に出ます。ここまではいいのですが、問題はここからです。

上の地図をよく見ると、戸沢山荘のところにPマークがあります。ここまで車で来る方もいらっしゃいます。つまり、ここから大倉までのコースは、車で走れるほど舗装されたコースになります。1時間半ほどあり、飽きとの闘いになります。大倉に行くなら、ヤビツ峠方面ではない方から下った方がいいと思います。

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