登山中にマスクをする場合はどの種類がいいのか検証してみました

登山・アウトドア

登山の時にマスクをするべきか迷ったことはありませんか?マスクをするとしたらどんなマスクがいいのかも迷いますよね。

実際に色々な種類のマスクを付けて登山をしてみて、それぞれのメリットとデメリットを考えてみました。

皆さんも登山をする上での参考にしていただければ幸いです。

登山中におすすめのマスク

不織布マスク

まずは、一番一般的と思われる不織布マスクです。しかし運動をしている人が不織布マスクを着けている人は少ないように思います。

【メリット】

  • ウィルスカット性能が高い

【デメリット】

  • 水(汗)に弱い
  • 基本的に使い捨てなので耐久性が無い

まず、登山中は基本的に汗をかくことが多いのですが、不織布マスクは水に濡れるとプリーツ部分が剥がれやすくなります。

周囲に全く人がいないときはマスクを外して呼吸を整えますが、いちいちポケットなどに入れるのも大変なので、顎マスクにしがちですが、顎マスクでもどんどん汗を吸ってしまいます。

また、耳にかけるゴム部分も、布マスクなど繰り返し使うことを想定したマスクよりも弱いように思います。

息苦しくてちょっと勢いよくマスクを取ろうとしてゴムがちぎれてしまうこともあるかもしれません。

ウレタンマスク

【メリット】

  • 呼吸が楽

【デメリット】

  • ウィルスカット性能が弱い
  • やっぱり耐久性が心配

ウレタンマスクは不織布マスクに比べるとかなり呼吸がしやすいように思います。その分ウィルスを通しやすいんだろうな・・・と思っていたら、最近になってやけに目の敵にされているような気がします。

ウレタンマスクは不織布マスクよりは使い捨て感が少ないような気がしますが、それでも耐久性はそんなにありません。

多くのウレタンマスクは真ん中につなぎ目があると思うのですが、汗で濡れた影響もあってか何回か使っているうちに真ん中から裂けてきます。

快適なんですが、運動に向かないように思います。

布マスク

手作りのものではなくユニクロの布マスクで検証しました。

【メリット】

  • 丈夫

【デメリット】

  • 息苦しい

布マスクは洗って何度も使うことを想定しているので、耳にかける紐部分も結構丈夫です。

布なので、良いのか悪いのか分かりませんが、汗も吸います。

なので、不織布マスクよりも良いとは思いますが、やっぱりそれなりに息苦しいので運動向きでは無いように思います。

ネックゲーター

聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言うとネックウォーマーの防寒性能を落としてやや夏向けにしたようなものという認識です。モンベルの一番薄いやつで検証しました。

【モンベル】WIC.クール ネックゲーター
抜群の通気性と吸水拡散性を備えたネックゲーターです。首元から目元まですっぽりと覆うことが可能で、炎天下でも効果的に日差しを遮ります。上部に設けた伸縮性を持つひもとコードロックでフィット感を調節することができ、鼻にあたる部分には樹脂製の芯を入れることでずり落ちを防ぎます。光触媒効果による消臭機能を備え、汗をかきやすい季節...

【メリット】

  • 息がしやすい
  • 汗も吸ってくれる

【デメリット】

  • ウィルスカット性能が弱い

布マスクと同じように、洗って何度でも使うことを想定しているので、耐久性は十分です。

また、首周り全体を覆っているのでタオルの代わりに汗を吸ってくれます。

登山中も一番見かけるのはネックゲーターだと思うのですが、元々ウィルス防止のためのものではないので、ウィルスカット面で言えばウレタンマスク以下ではないかと思います。(その分呼吸はしやすいです。)

寒い冬の早朝は、吐いた息が白くなって空中に大量に舞うので、周りの目も気になります。

登山中にマスクを付けなくてはいけないのか

登山中のマスクの問題は、何が正しいのか難しいように思います。

以前はすれ違うときに挨拶をするのは当たり前でした。今でも挨拶の文化は残っていますが、相手から挨拶をしてこない場合は、「こちらから発声すると嫌がられるかな?」というのを気にして声をかけづらくなったように思います。

世の中が「運動中のマスクはしなくていい」というような風潮となっていたとしても、ネックゲーターぐらいは付けた方がいいかもしれません。

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